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Q)施設を選ぶときのポイントは?

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Q)施設を選ぶときのポイントは?
A)自宅に近く、緩和ケア外来があるか、費用面でも問題がないか

緩和ケア病棟やホスピスを選ぶポイントは三つあるそうです。「第一に、自宅に近いところから探すこと。緩和ケア病棟やホスピスは、自宅で長く安心して過ごすためのバックアップであると考えたほうがいいのです。もし自宅で過ごせないような状況、たとえば痛みなどの苦痛が強いとき、食事がとれなかったり薬が飲めなかったりするとき、トイレにいけなくなったりしたとき、介護する家族が疲れ切ったり病気になってしまったりしたときなどに、入院を検討すればいいのです。必ずしも終末期というわけではありません」
ニつ目のポイントは、「緩和ケアの外来や在宅ケアの支援を積極的に実施しているかどうか」だといいます。
入院までの待機期間は施設の状況によってさまざまですが、緩和ケア外来を持っているところは必要に応じて入院することができます。「緩和ケアを受けるには入院しかない」という施設では、入院を待つしかなく、利用方法が限られます。
国内の緩和ケア病棟やホスピスの約85%は外来機能を持っています。ただし、なかには入院の相談を受ける窓口だけで、外来診療はしていない施設もあるため、事前の確認が必要です。外来を受け付ける曜日が決められている病院もあります。
三つ目のポイントは「入院費の問題」です。入院費は健康保険で決められた、定額制となっています。ただし、多くの施設には、約5千円から約3万円の室料差額(個室などに対して各施設が設定した保険外の費用)が設定されている部屋があり、入院費用の合計金額に大きな差が出ます。また設計されていない部屋もあるので、各施設に確認しましょう。そうした費用面の負担を考慮し、施設を選ぶことも大切です。

「まずは患者さんとおもにお世話する人の住まいに近いかどうかです。お世話のために毎日1〜2回通う家族もいるため、いい施設であっても遠かったら無理が出てしまいます。また、施設の特徴によって、長期間そこで療養することはむずかしいこともあります。外来の機能を持っていて、かつ緩和ケア病棟やホスピスもある病院だと経験があっていいと思いますが、現実にはそんなに多くありません。外来を探す場合は、がん診療連携拠点病院で、かつ緩和ケア診療加算を算定している緩和ケアチームがある病院は、しっかり診ていると思います」
まずは患者の自宅、または家族の家に近い施設の窓口へ連絡をとり、次に施設の特徴をつかんで、各々の事情や価値観に合うところを選択していくのがおすすめです。


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